▽10月の指導計画はこちら
ねらい
様々な素材に触れ、試したり工夫したりして、イメージしたものやアイデアを実現する楽しさを感じる。
季節の変化に気付き、遊びや生活に取り入れる楽しさを感じる。
養護
生命の保持
自分のそのときの体調が分かり、それに合わせて衣類や遊びを選ぶ。
温度差や気温差に応じて、衣服の調整を自分で行う。
情緒の安定
子ども同士で意見やアイデアを出し合いながら、意欲的に活動する。
教育
健康
感染症の予防を意識し、手洗い・うがいの意味を知りながら進んで行う。
人間関係
年下児との関わりを楽しみながら、遊び方を教えたり仲間に入れたりするなど思いやりの気持ちを持つ。
環境
文字や数字に興味を持ち、真似して書いたり、時計や張り紙を読もうとしたりする。
落ち葉や木の実などを集めて比べたり遊びに利用して楽しむ。
言葉
自分のやりたいことや考えを相手に分かるように伝えようとする。
表現
自分のイメージに合う素材を選んだり組み合わせて遊びに必要なものを作る。
食育
食べ終わりの時間を意識して食事を進めようとする。
小学校との関わり
小学校をテーマにした絵本を読んだり、文字や数字の練習をしたりして就学を楽しみにする。
家庭との連携
保護者面談を通して、子どもの育ちを共有したり就学に向けての意識を統一していく。
生活リズムや身の回りのことができているか、再度確認してもらえるように呼び掛ける。
日によって寒暖差がある時期の為、子ども達が自分で着替えを選択できるよう半袖と長袖の着替えを用意してもらう。
保育者の援助、環境設定
・着替えを行う際は、その日の天候や気温などを伝え、子ども達が衣服を選ぶ基準にできるようにする。
・年下児への接し方を伝え、年長児としての自覚を持って関われるように声をかける。
・子どもたちの伝え合いを見守り、話の内容や遊びが行き詰まったタイミングで声をかけるようにする。
・友だちの話を聞くときの約束や、言葉遣いなどをこまめに確認する。
・子どもたちが自発的に調べものをできるよう、季節の自然に関する図鑑を絵本棚に置いておく。また、持ち帰ったものを置いておける自然コーナーを設置する。
・活動の開始時間を伝える際に、片付けや準備に必要な時間を子ども達と一緒にあらかじめ設定し、時間の長さの感覚を身に付けられるようにする。
・簡単なワーク(間違い探し、ひらがなや数字、時計の読み方など)を用意し、子ども達が挑戦したいタイミングで取り組めるようにする。挑戦した意欲やできたことを認め、自信に繋げる。
おわりに
就学時(前)健診を通して、保護者もお子さんも就学を意識し始める時期です。不安や期待を受け止め、丁寧に関わっていきたいですね。近隣の小学校と関係性ができているならば、子ども達の質問を書いた手紙を渡しに行く活動を入れるのも良いでしょう。疑問や心配事が解決できると自然と就学への期待が膨らむことでしょう。
また、簡単なワークなどを用意して小学校ごっこのように遊ぶのも子ども達の自信に繋がると思います。子ども達が“自分でできた”という経験をたくさん積み重ねていけると良いですね。
12月の指導計画はこちら▷5歳児クラス☆12月の指導計画(月案、週案など)
コメント