5月の月案はこちら▷3歳児|5月の月案と指導計画
5月下旬になると、子どもたちも少しずつ園生活に慣れ、クラスの雰囲気にも馴染んでくる頃です。6月は梅雨入りを迎える時期。じめじめとした気候が続きますが、室内でも楽しく活動できるよう、計画的に過ごしたいですね。
今回は、3歳児クラスの6月の月案と指導計画を、ねらいや家庭との連携まで詳しく解説します。
3歳児6月のねらい
ねらい
- 熱中症対策や水分補給の大切さを知り、健康に過ごす。
- 保育者に見守られながら、友達との関わりを楽しむ。
- 梅雨の自然や感触遊びを通して、豊かな感性を育てる。
生命の保持
- 熱中症予防や水分補給を意識しながら、健康に過ごす。
- 汗の始末や衣服の調整を行い、清潔を保つ。
- 保育者に声を掛けられながら、安全に過ごす方法を知る。
情緒の安定
- 思いや気持ちを保育者に受け止められ、安心感を得る。
- 自分の存在を認められる経験を通して、自己肯定感を育む。
健康
- 室内外で体を動かす楽しさを感じ、健康的に過ごす。
人間関係
- 集団遊びを通して、保育者や友達と遊ぶ楽しさを味わう。
- 自分と同じように相手にも気持ちがあることに気づく。
環境
- 梅雨の自然に触れ、関心や親しみを持つ。
- 泥、砂、水などの感触を楽しみながら遊ぶ。
言葉
- 自分の気持ちや考えを、言葉で伝えようとする。
- あいさつなどの言葉を覚え、遣ってみようとする。
表現
- 季節の歌や絵本、手遊びに親しみ、表現することを楽しむ。
- 新しい言葉やリズム、表現に触れ、面白さを感じる。
食育
- 保育者や友達と食事を共にする楽しさを味わう。
家庭との連携
- 流行する感染症の情報を共有し、予防意識を高めてもらう。
- 園と家庭での様子を日々伝え合い、信頼関係を深める。
- 規則正しい生活習慣づくりの大切さを家庭にも伝え、協力をお願いする。
地域との関わり
- 地域の行事への参加や散歩を通して、地域に親しみを持つ。
- 交流の場を設け、地域の人との関わりを楽しむ。
保育者の援助・環境設定
- 散歩先や運動用具の安全点検を定期的に行い、安全な活動を心がける。
- 着替えや水分補給をこまめに促し、健康を守る。
- 子どもの発した言葉に丁寧に応じ、言葉を交わす喜びを育む。
- 友達同士のやり取りを見守りつつ、必要な言葉をその場で伝える。
- 雨の日には雨具を活用し、普段とは違う体験ができるようにする。
- 興味を持った自然を調べられるよう、図鑑や虫メガネを用意する。
- 言葉遊びが楽しめる絵本(韻、擬音語など)を幅広く取り入れる。
- 「おはよう」「いただきます」などのあいさつを毎日交わし、習慣化する。
おわりに
6月は湿気や気温の上昇により体調を崩しやすくなる時期です。子どもたちの健康を第一に考えつつ、季節ならではの自然や遊びに親しめるような保育を目指していきましょう。
また、子どもたちの小さな気づきや発見に寄り添い、日々の成長を丁寧に見守っていけると良いですね。
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