7月・8月の真夏日は、熱中症リスクを考慮して室内遊びが中心になることも多いですよね。でも、子どもたちには季節感やワクワクを感じながら遊んでほしいもの。
そこで今回は、「夏らしさ」と「室内での安全」を両立できるごっこ遊びをご紹介します!
かき氷屋さんごっこ
対象年齢:1歳〜5歳
ねらい:
・季節の食べ物をテーマに、色や感触に興味を持つ
・手指の巧緻性を育てる
遊び方:
・白いお花紙をちぎって「氷」に見立て、カップに盛り付けて遊びます。
・上から絵の具水をスポイトで垂らすと“シロップ”のようになり、見た目もきれい。
保育者の関わり:
・色の名前や味の名前を一緒に言葉にして広げていきましょう。
・1歳児など年齢が低いクラスでは、見立て遊びとして見守るスタイルでOK。
安全のポイント:
・口に入れても安全な素材を使用し、水分の扱いにも注意。
・床がぬれてすべりやすくなるため、タオルやマットで対策しましょう。
アイスクリーム屋さんごっこ
対象年齢:2歳〜5歳
ねらい:
・季節を感じながら、言葉のやりとりややりとりの楽しさを味わう
・創造力や役割意識を育てる
遊び方:
・スポンジやお花紙、紙粘土などで作った“アイス”をコーンに乗せて、アイスクリーム屋さんになりきります。
・フレーバーの名前をつけたり、「チョコにする?それともいちご?」とやりとりしたりするのも楽しいポイント。
保育者の関わり:
・注文のやりとりを一緒に楽しみながら、やさしく言葉を広げてあげましょう。
・「ミント味は冷たくてすーっとするね」など、季節や感覚の言葉を取り入れると◎
安全のポイント:
・小さい素材(ビーズなど)を使う場合は誤飲に注意。
・すべりやすい床にはマットを敷いて安全に配慮しましょう。
お祭りごっこ
対象年齢:3歳〜5歳
ねらい:
・日本の伝統行事に親しみ、文化的な感覚を養う
・友だちと協力して遊ぶ楽しさを感じる
遊び方:
・ヨーヨー釣り(ビニール袋で手作りOK)
・輪投げ、的あてなども大人気。
・お店屋さんとお客さんに分かれてロールプレイを楽しみます。
保育者の関わり:
・「いらっしゃいませ〜」「100円です!」などのやりとりを導入して、コミュニケーションを促しましょう。
・製作活動とセットにして、子どもたちに屋台の看板やうちわを作らせるのもおすすめ。
安全のポイント:
・細かいパーツの扱いやすさ、動線の広さを確保して、安全な設営を心がけましょう。
おわりに
夏の暑さや天候に左右されがちな時期も、工夫次第で室内でも季節を感じられる遊びがたくさんあります。
「保育者が一緒に楽しむこと」が、子どもたちにとっては何よりの刺激です。
かき氷屋さん、アイスクリーム屋さん、お祭りごっこ…
どれも道具の準備が簡単で、保育室の一角でできるものばかり。ぜひ、この夏の保育に取り入れてみてくださいね。
関連記事はこちら
・ごっこ遊びのアイデア集|新聞紙で広がる保育あそび5選【ねらい・年齢別】
・☔【梅雨・猛暑にぴったり】素材を使った表現遊び9選(紙・布・自然素材など)
コメント