今回の虫:マダニ&ツマアカスズメバチ
屋外遊びが気持ちいい季節。
でも、草むらや木の近くには見えにくくて危険な虫たちが潜んでいることも。
今回は、見逃しがちだけど注意が必要な2種類の虫を紹介します。
マダニ
- 場所
草むら、藪の中、公園の木の下などに生息。 - 見た目
赤茶色〜黒っぽい丸い体で、地面にいると見つけにくいです。 - 特徴
体長は約0.3〜0.8cm。ごま粒〜小豆くらいの大きさで非常に小さいですが、皮膚に噛みついて血を吸い続ける寄生虫です。無理に取ると体がちぎれて皮膚に残ることも。
SFTS(重症熱性血小板減少症候群)などの感染症を媒介することもあります。 - 対処法
草むらで遊ぶときは長袖・長ズボン・帽子を着用。噛まれたら自分で取らずに医療機関へ。
ツマアカスズメバチ
- 場所
木の枝や屋根裏、建物のすき間などに巣を作ります。 - 見た目
全体的に黒っぽく、おしりの先が赤っぽいのが特徴。 - 特徴
体長は約2.5〜3.0cm。子どもの人さし指くらい、大人だと小指〜人さし指の長さくらい。
見た目はハチそのものですが、特に攻撃性が高く、刺されると強い痛みやアレルギー反応の恐れもあります。 - 対処法
巣に近づかないのが鉄則。見つけたら専門業者や自治体に連絡を。虫が飛んでいても走ったり手で払ったりせず、静かにその場を離れるのが安全です。
おわりに
毎日の園生活の中でも、自然と触れ合う機会はたくさんあります。
だからこそ、保育者や保護者が正しい知識を持って備えることが大切ですね。
次回の危険な虫シリーズは【ムカデ&カマドウマ】です!
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