3歳児|9月の月案と指導計画|ねらい・内容・家庭との連携まで解説

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3歳児 9月の月案 アイキャッチ画像 夏の保育指導計画 3歳児 指導計画

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9月に入り、少しずつ秋の気配を感じるようになります。戸外では虫の声や涼しい風に気づく場面も増え、自然とのふれあいが広がる時期です。また、友達との関わりがより深まっていく中で、ルールのある遊びにも関心が向いていきます。今回は、3歳児9月の月案(指導計画)について解説します。

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3歳児9月のねらい

ねらい

  • 保育者や友達と体を動かしたり遊んだりする心地よさや楽しさを味わう。
  • 野菜の成長を見守り、食材に関心を持つ。

生命の保持

  • 体調や気分に応じて活動内容を調整してもらいながら、無理なく園生活を送る。
  • 疲れたときには落ち着いた環境でゆったりと過ごし、安心して休息できるようにする。

情緒の安定

  • 友達とのトラブル時に気持ちを受け止めてもらい、安心して気持ちを整理したり、再び遊びに戻れるようになる。

健康

  • 保育者や友達と一緒に音楽に合わせて踊ったり、運動遊びを楽しみながら体を動かす。

人間関係

  • 簡単なルールのある遊びに参加し、友達との関わりや一緒に遊ぶ楽しさを味わう。

環境

  • 初秋の自然に触れながら、身近な動植物や風の変化などに興味や関心をもつ。

言葉

  • 自分の経験や感じたことを保育者や友達に言葉で伝えることを楽しむ。
  • 話を聞くときのルールを再確認し、集中して聞こうとする姿勢を育む。

表現

  • 夏に経験したことを思い出しながら、ごっこ遊びや表現遊びとして楽しむ。

食育

  • 野菜の水やり当番を楽しみにし、植物の成長を喜びながら、食材に親しみを持つ。
  • 食事の際のマナーを意識しながら、保育者や友達と楽しく食べる。

家庭との連携

  • 園で元気に活動できるよう、家庭でも生活リズムを整えてもらうように協力をお願いする。
  • 家庭での困りごとや悩みを気軽に話せるよう、日々の関わりの中で温かな雰囲気づくりを心がける。

保育者の援助・環境構成

  • 繰り返し簡単なルールのある遊びを取り入れ、友達と遊ぶ楽しさを実感できるようにする。
  • 集団遊びに入れない子どもには無理に誘わず、周りの楽しむ姿を見る中で自然と興味を持てるようにする。
  • 運動遊びでは一人ひとりの発達や体力に配慮し、安全に取り組めるよう環境を整える。
  • 散歩では袋や虫かごを用意し、子どもの興味を大切にしながら安全に探索活動を行う。
  • 水やり当番は前日に伝え、期待を持って取り組めるようにする。野菜の成長を写真などで可視化する工夫も行う。
  • 子どもが「ありがとう」「ごめんね」などの言葉を使えた際には、しっかり認めて自信に繋げる。
  • 遊びに入りたそうな子には個別に声をかけ、一緒に「いれて」が言えるように援助する。
  • 話をする際には注目を集めてから話し始め、落ち着いて聞ける雰囲気を作る。

おわりに

9月は、友達との関係が深まり、誰かと一緒に遊ぶ楽しさが広がる時期です。その一方で、気持ちの行き違いによるトラブルも増えやすくなります。子ども同士のやりとりを見守りつつ、保育者が間に入り、気持ちの橋渡しをしていくことが大切です。

また、運動会を意識した活動が増える季節でもあります。3歳児はまだ視野が狭く、身体の動きも発展途上です。安全に配慮しつつ、ルールのある遊びを通して協力する楽しさも感じられるようにしていきましょう。

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