7月の指導計画はこちら▷1歳児|7月の月案と指導計画
8月は、一年で最も暑い時期。
大人でも疲れを感じやすいこの季節、子どもたちも体調に変化が出やすくなります。
一方で、水や氷、風などに触れる中で、夏らしい遊びを満喫できる時期でもあります。
今回は1歳児8月の月案(指導計画)を、ねらいと保育者の援助の視点からまとめました。
ねらい
・夏の暑さに配慮された環境で、快適に過ごす
・水や氷など涼しさを感じる素材に触れて遊ぶ
・身近な大人との関わりを楽しみ、情緒的に安定して過ごす
・体調に留意しながら、生活リズムを整える
養護
生命の保持
・暑さによる体調変化に留意され、心地よく過ごす
・水分補給や休息を取りながら、無理なく一日を過ごす
情緒の安定
・好きな遊びを通して気持ちを表現し、安心して過ごす
・保育者に受け止められ、安定して過ごす
教育
健康
・食欲や睡眠の変化に気づいてもらい、健康に過ごす
・シャワーや沐浴、着替えなどを行い清潔に過ごす
人間関係
・保育者とのやりとりを楽しみ、自ら関わろうとする
・友だちの存在に気づき、近くで遊ぶことを楽しむ
環境
・氷、水、風などの涼感のある素材に触れて遊ぶ
・戸外や散歩で自然の変化(セミの声、強い日差しなど)を感じる
言葉
・暑さや遊びの楽しさを表現しようとする
・簡単な言葉やしぐさでやりとりを楽しむ
表現
・水や氷などの感触を使って、のびのびと表現する
・音楽や歌に合わせて体を揺らしたり、声を出して楽しむ
食育
・活動を思い切り楽しみ、食事の時間を楽しみにする
・夏野菜に触れ、親しみを持つ
地域との関わり
・夏祭りなど、行事や風物詩に触れる機会をつくる。
・地域の自然環境(木陰、風のある道など)を散歩で体感する。
家庭との連携
・暑さ対策として、着替え・タオル・水筒などを多めに持参してもらう。
・夏バテや睡眠不足など、子どもの体調変化について家庭とこまめに情報共有する。
・お盆休み前後の生活リズムについて、園と家庭で連携しながら整えていく。
保育者の援助・環境設定
・室内の温湿度を調整し、涼しく過ごせる空間を確保する。
・水や氷、風などの素材を取り入れた感触遊びを安全に楽しめるようにする。
・体調や食欲、睡眠などの変化に気づき、早めに対応する。
・一人ひとりの表現に丁寧に応じ、気持ちを代弁していく。
・友だちとの関わりを無理なく育めるよう、間に入りながら関係をつなげていく。
・好きな歌やリズム遊びを取り入れ、楽しい雰囲気で過ごす時間をつくる。
・冷たい飲み物を好む子もいるので、温度や内容を調整しながら水分補給を行う。
おわりに
夏の疲れが出やすい8月。
だからこそ、無理をせず、涼しさを感じる遊びやゆったりとした関わりの中で、子どもたちの笑顔を大切にしていきたいですね。
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