1歳児|1月の月案と指導計画|ねらい・内容・家庭との連携まで解説

1歳児 1月の月案 アイキャッチ画像 冬の保育指導計画 1歳児 指導計画

年が明け、少しずつ日常が戻ってくる1月。
長期休み明けで生活リズムが乱れがちな時期でもあり、子どもたちが再び安心して園生活に馴染めるよう、丁寧な関わりが大切になります。
寒さも一段と増す季節ですが、戸外での活動やお正月の伝承遊びなどを通して、冬ならではの楽しさを感じられる月にしていきましょう。

今回は1歳児1月の月案を、子どものねらいと保育者の援助の視点からご紹介します。

1歳児1月のねらい

ねらい

・安心できる環境の中で、穏やかに新年の園生活に慣れる
・寒さに負けず、体を動かして元気に過ごす
・冬の自然や伝統行事に親しむ
・自分の気持ちを保育者に伝えようとする

生命の保持

・体調の変化に気づいてもらい、安心して生活する
・寒さから身を守りながら、快適に過ごす

情緒の安定

・保育者との関わりの中で安心感を得て、穏やかに過ごす
・年末年始の生活リズムの違いからくる不安を受け止めてもらい、気持ちが安定する

健康

・寒い時期でも、戸外で体を動かして遊ぶ
・基本的な生活習慣(手洗い・うがい・排泄など)を行い心地よさを感じる

人間関係

・保育者とのやりとりを通して、人との関わりを楽しむ
・簡単なルールのある遊びや集団の活動に少しずつ親しむ

環境

・凧揚げや羽根つきなど、日本の伝統遊びを楽しむ
・冬の自然(霜、氷など)に興味を持つ

言葉

・保育者の語りかけに耳を傾け、言葉をまねしようとする
・身振りや単語で思いを伝えようとする

表現

・お正月の歌やリズム遊びに親しみ、体を使って表現する
・手や指を使った簡単な製作を楽しむ

食育

・温かい食事を味わい、食べることの心地よさを感じる
・保育者に見守られ、自分で意欲的に食べようとする

地域との関わり

・地域の正月飾りや風景を散歩中に見て、季節の雰囲気を感じる。
・地域行事(書き初め展示など)への参加・見学を活動に取り入れ、文化に触れる。

家庭との連携

・年末年始の様子や生活リズムの変化について、保護者と共有する。
・寒さへの対応や体調の変化に関する情報を細やかにやりとりする。

保育者の援助・環境設定

・子ども一人ひとりの年末年始の過ごし方に配慮し、個別に丁寧に関わる。
・寒さを防ぐため、衣類や室内の環境調整をこまめに行う。
・室内外で体を動かせる機会をつくり、健康的な生活を送れるようにする。
・正月遊びや伝統行事を取り入れ、季節の文化に触れる経験を用意する。
・言葉がけや絵本を通して、言葉のやりとりの楽しさを伝えていく。
・製作や音楽遊びなどを通して、表現する楽しさを味わえるようにする。
・温かく楽しい雰囲気の中で食事を摂れるようにし、自分で食べる意欲を引き出す。

おわりに

新しい年のスタートは、子どもにとっても大切な節目です。
安心して園生活に戻れるよう、温かく見守りながら、冬の自然や行事を一緒に楽しんでいきましょう。
1月ならではの遊びや発見が、子どもたちの笑顔につながる日々となりますように。

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