今回の虫:ヒロヘリアオイラガの幼虫&ヨコヅナサシガメ&ヒメツチハンミョウ
一見するとカラフルだったり、地味で目立たない虫たち。
でも、見た目にだまされないで! 今回は意外と危険な3匹をご紹介します。
ヒロヘリアオイラガの幼虫
- 場所
庭木や公園の木(サクラ、カキノキ、クスノキなど)の葉の裏に潜んでいることが多いです。 - 見た目
黄緑色でトゲトゲした見た目の毛虫のような姿。背中に模様があり、鮮やかなので子どもが興味を持ちやすいです。 - 特徴
体長は約1.5〜2.5cm。子どもの小指の長さくらい、大人なら小指の第一関節〜半分ほど。
毒針を持っていて、触れると電気が走るような痛みを引き起こします。 - 対処法
葉の裏を見たり触ったりするときは要注意!
見つけても絶対に触らず、子どもにも「見るだけにしようね」と伝えて。
ヨコヅナサシガメ
- 場所
公園や街路樹(サクラ、ケヤキ、エノキなど)。ふだんは木の高い所にいますが、産卵期(6〜7月)には幹の下に降りてくることも。 - 見た目
黒と赤の模様があり、背中が平らな体型。かっこいい・強そうな見た目で子どもが興味を持ちやすいです。 - 特徴
体長は約2.0〜3.0cm。子どもの指2本分くらい、大人なら人さし指程度のサイズ感。
捕まえようとすると注射針のような口で刺されることがあります。 - 対処法
見つけたら距離をとり、そっとしておくのが一番。触らないことを子どもにも伝えておきましょう。
ヒメツチハンミョウ
- 場所
雑木林や草むらの地面付近を歩いています。 - 見た目
黒っぽい体にうっすら光沢があり、あまり動きが早くないため、子どもが捕まえたがることも。 - 特徴
体長は約1.0〜1.5cm。子どもの小指の第一関節ほど、大人ならごま粒〜豆粒より少し大きいくらい。
足の関節から出す黄色い毒液(カンタリジン)に触れると水ぶくれを起こすことがあります。 - 対処法
動きがゆっくりでも絶対に素手で触らず、観察は見るだけに。服についてしまった場合は、すぐに洗い流しましょう。
ワンポイントアドバイス
- 虫は子どもにとって興味の対象ですが、危険な虫もいることを知ることが大切です。
子どもと一緒にイラストを見ながら、「触っちゃダメな虫」を確認しましょう。 - 園や家庭で虫を見つけたときには、慌てず大人に知らせる習慣を身につけておくと安心です。
- 刺されたり触れてしまった場合には、すぐに水で洗い流し、必要に応じて医療機関へ。
危険な虫を知っておくだけで、子どもを守れる確率がグッと上がります。
「危険な虫シリーズ」のまとめ記事はこちらからご覧ください。
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