ホウセンカ&ドクゼリ
園での栽培や、道ばた・野原で出会うこともある植物の中には、「子どもがつい触ってしまいそう」だけど注意が必要な植物もあります。
今回は、身近なホウセンカと、野外にひっそり生えるドクゼリを紹介します。
ホウセンカ

- 咲く場所
園庭や学校の花壇、家庭菜園などでよく栽培されています。 - 見た目
ピンクや赤、白の花が咲き、種がはじけるサヤが人気です。 - 見つけやすい時期
6月〜9月ごろ(夏〜初秋) - 特徴
全体的に毒性は低めですが、種や茎にわずかな毒成分があるとされており、誤って大量に食べると中毒の可能性も。
手についた汁でかぶれる子もいるので注意。 - ワンポイントアドバイス
観察・栽培はOKですが、汁が目や口に入らないよう声かけをしましょう。
「種を飛ばして遊ぶときは触った手で顔をさわらない」など、小さな注意を伝えるだけでも安心感アップ!
ドクゼリ

- 咲く場所
川辺や湿地、あぜ道などの水辺に多く見られる野草。※園庭などにはないですが、散歩時に注意。 - 見た目
セリに似た白い小花が集まって傘のように咲く。葉もセリそっくりで見分けが難しい。 - 見つけやすい時期
4月〜7月ごろ(春〜初夏) - 特徴
日本三大有毒植物の一つとされており、すべての部分に毒がある非常に危険な植物。
セリと間違えての誤食事故が多く、少量でも命に関わるケースもあります。 - ワンポイントアドバイス
散歩や自然体験のとき、セリや山菜に似た植物を見つけたら手を出さないというルールを徹底して。
「似ているけど危ないかも」と思える視点を育てていけると◎。
次回は【トリカブト&ジギタリス】を予定しています。
見た目が華やかで園芸にも使われる植物でも、思わぬ危険が潜んでいることがあります。引き続きお楽しみに!
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