11月は、冷たい風に冬の訪れを感じる季節。
木々の色づきや落ち葉など、自然の変化に子どもたちも目を輝かせる頃です。
戸外遊びを楽しみながら、寒さに負けない体づくりと、豊かな感性を育んでいきたいですね。
今回は、1歳児11月の月案(ねらいと保育のポイント)を項目ごとにご紹介します。
1歳児11月のねらい
ねらい
・季節の移り変わりを感じながら、自然に親しむ
・心地よい生活リズムの中で安心して過ごす
・保育者や友だちとの関わりの中で、言葉や気持ちのやりとりを楽しむ
・自分の「やってみたい」という気持ちを大切にする
生命の保持
・気温の低下に合わせて、衣服や室温を調整し快適に過ごす
・疲れや体調の変化に気づいてもらい、健康に過ごす
情緒の安定
・保育者とのやりとりや遊びを通じて、安心して過ごす
・自分の気持ちを受け止めてもらい、安心して自己表現する
健康
・戸外で体を動かしながら、寒さに負けない体づくりをする
・手洗いやうがいなど、簡単な衛生習慣に親しむ
人間関係
・保育者との信頼関係のもとで、他児との関わりを持とうとする
・保育者や友達と同じ空間で、まねっこ遊びややりとり遊びをすることを楽しむ
環境
・落ち葉や木の実など、季節の自然物に興味を持つ
・身近なものに働きかけながら、自分なりの遊びを見つける
言葉
・保育者の語りかけや絵本の読み聞かせを通して、言葉に親しむ
・気持ちや要求を言葉やしぐさで伝えようとする
表現
・落ち葉や木の実などを使った製作遊びを楽しむ
・音楽に合わせて体を動かしたり、簡単なリズム遊びを楽しむ
食育
・季節の食材に親しみながら、「食べること」に関心をもつ
・自分で食べようとする意欲を大切にしながら、楽しく食事をする
地域との関わり
・近隣の公園や道を散歩しながら、地域の自然や人々に親しむ
・地域行事や掲示物などに興味を持つ経験をする
家庭との連携
・寒暖差への対応や体調管理について家庭と共有する。
・生活や言葉の変化など、園での様子を丁寧に伝える。
保育者の援助・環境設定
・室内外の温度調節をこまめに行い、快適な環境を整える。
・一人ひとりの情緒を受け止め、安心して過ごせるよう関わる。
・自然物を取り入れた遊びを用意し、秋の深まりを感じられる環境をつくる。
・子どもの発した言葉やしぐさに丁寧に応じ、伝える喜びを育てる。
・絵本や手遊びなどを通じて、言葉や表現への関心を引き出す。
・自分で食べようとする気持ちを尊重し、必要に応じた援助を行う。
・手洗いの援助や見本を見せ、繰り返す中で習慣化できるようにする。
おわりに
秋から冬への変化を感じる11月は、寒さへの備えとともに、自然の恵みを感じられる大切な時期です。
子どもたちの「見たい」「触れたい」「伝えたい」気持ちを大切にしながら、毎日の保育を楽しんでいきたいですね。
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