1月の月案はこちら▷2歳児|1月の月案と指導計画
寒さが続く中にも、少しずつ春の気配が感じられる2月。
豆まきや節分など、日本の伝統行事にも触れられる月ですね。
今回は、2歳児の2月の月案(指導計画)を、子どものねらいや保育者の援助とあわせてお伝えします。
2歳児2月のねらい
ねらい
・冬の行事や自然に親しみながら、季節の移り変わりを感じる
・自分の思いや考えを、保育者や友達に伝えようとする
・健康に過ごしながら、基本的生活習慣を身につける
生命の保持
・気温の変化に応じて衣服や環境を調整し、健康に過ごす
・風邪や感染症予防の意識をもち、手洗いや咳エチケットなどを身につける
情緒の安定
・安心できる環境の中で、気持ちを受け止めてもらいながら落ち着いて過ごす
・保育者との信頼関係のもとで、自分の思いを言葉や行動で表そうとする
健康
・冬の寒さに負けずに戸外で体を動かし、体力づくりをする
・手洗い・うがい・排泄など、基本的生活習慣を自分から行おうとする
人間関係
・友達と一緒に遊ぶ中で、ルールや順番を少しずつ理解する
・保育者の仲立ちのもとで、簡単なやりとりを楽しむ
環境
・節分や冬の自然に関心を持ち、興味をもって関わる
・身近な素材や道具を使って遊びを広げる
言葉
・保育者とのやりとりや、絵本・行事を通して言葉のやり取りを楽しむ
・自分の思いや経験を、簡単な言葉で伝えようとする
表現
・豆まきや節分の製作を通して、表現する楽しさを味わう
・音楽に合わせて体を動かしたり、リズムを楽しんだりする
食育
・食事の際のマナーや挨拶を意識しながら食べようとする
・温かい食事や旬の食材を味わう
地域との関わり
・地域で見られる節分の飾りなどに興味をもつ
・地域の方と季節の挨拶を交わす
家庭との連携
・感染症が流行しやすい時期なので、体調の変化を共有し合う
・着替えや上着など、気候に合わせた準備への協力をお願いする
保育者の援助・環境設定
・気温や室温に応じて、戸外遊びや休息のバランスをとる
・豆まきや季節の話を取り入れ、行事の意味をわかりやすく伝える
・トラブル時には気持ちを代弁しながら、言葉で伝える経験につなげる
・生活習慣の自立を見守り、できたことはしっかり認める
・子どもの興味に合わせて、素材や玩具のバリエーションを工夫する
おわりに
寒さが厳しい季節ですが、2月は節分や立春など、季節の移ろいを感じられるタイミングです。
子どもたちの心や体の成長に寄り添いながら、元気いっぱいに過ごせる毎日を作っていきましょう。
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