7月の月案はこちら▷4歳児|7月の月案と指導計画
夏真っ盛りの8月。日差しが強く暑い日が続きますが、子どもたちは夏ならではの自然や遊びに夢中になります。
水遊び、虫探し、夏の風物詩など、今だからこそ味わえる体験を通して、豊かな感性や身体の発達を育んでいきたいですね。
今回は4歳児8月の月案を「子どものねらい」と「保育者の援助・環境設定」に分けてご紹介します。
4歳児8月のねらい
ねらい
・水遊びや自然との触れ合いを通して、夏を体で感じて楽しむ
・自分の気持ちや考えを言葉で伝えようとする
・友達と協力したり、ルールを守ったりして遊ぶ楽しさを知る
・生活リズムを整え、健康に過ごす意識をもつ
生命の保持
・暑さや湿度に応じて水分補給や衣服の調整を行い、快適に過ごす
・体調の変化に気づき、自分の体を大切にしようとする
情緒の安定
・安心できる大人の関わりの中で、気持ちを落ち着けて過ごす
・夏の遊びや経験を通じて、喜びや驚きを友達と共有し、情緒を育む
健康
・こまめな水分補給や休息をとり、体調を整える
・汗をかいたら着替えるなど、身の回りの衛生習慣を身につける
人間関係
・水遊びやグループ遊びを通して、友達との関わりを深める
・相手の気持ちに気づいたり、自分の思いを伝えたりする経験を重ねる
環境
・水や氷、風などの自然現象に興味をもち、探求しようとする
・セミやカブトムシなどの虫、夏の草花に親しみをもつ
言葉
・夏の体験や感じたことを言葉で表現しようとする
・保育者や友達との会話を通して語彙を豊かにする
表現
・夏の自然や行事をテーマにした制作やごっこ遊びを楽しむ
・水や氷などの素材に触れ、感触や音などを通して表現する
食育
・暑さで食欲が落ちやすい中でも、食事の大切さを知る
・夏野菜や季節の食材に関心をもち、味や名前を覚える
地域との関わり
・地域の自然(神社のセミ、近所の田んぼなど)に目を向ける
・地域の夏行事(花火・盆踊りなど)について話題にする
家庭との連携
・登園時に子どもの健康状態を共有し、体調の変化に早く気づけるようにする
・帽子、水筒、タオルなどの持ち物を家庭でも確認してもらう
・生活リズムの乱れに気をつけ、家庭でも十分な睡眠と食事がとれるように協力する
保育者の援助・環境設定
・水遊びや感触遊びを安心して楽しめるよう、安全管理と素材の準備を丁寧に行う
・室内外の気温や湿度を確認し、空調や衣服で快適に過ごせるようにする
・虫取り網や観察グッズを取り入れて、夏の自然に興味をもてる環境を整える
・子ども同士のトラブルがあった際は、気持ちを言葉にする手助けを行い、関係性を育てる
・食欲が落ちている子には無理をさせず、涼しさや楽しさを感じられる食事環境を工夫する
・活動後の汗の処理や水分補給を促し、子どもが自ら健康管理に意識を向けられるよう援助する
おわりに
8月は楽しい反面、暑さや疲れも溜まりやすい時期です。
一人ひとりの様子に気を配りながら、季節の自然や遊びをたっぷり楽しめるような毎日をつくっていきたいですね。
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