園や公園で出会うかもしれない「危険な虫」とその対処法
春から夏にかけて、戸外での活動が増える季節。
園庭や公園で遊ぶ子どもたちのそばに、危険な虫がひそんでいることがあります。
今回は、特に気をつけたい「ゴケグモ」3種をわかりやすく紹介します。
子どもたちの安全のために、ぜひ一緒に知っておきましょう!
セアカゴケグモ
- 場所
日当たりがよく、暖かい場所(ベンチの下やプランターの隙間など) - 見た目
黒っぽい体に、背中に赤い模様があるのが特徴。脚が長くて、やや小さめ。 - 特徴
毒を持つのはメス。おとなしいけれど、触ると噛まれることも。
体長は約0.5〜1.5cmで、子どもの小指の先くらい、大人なら小指の第一関節くらいの小ささです。 - 対処法
ベンチの下などをこまめにチェック。見つけた場合は、子どもを遠ざけて、専門の業者や役所に相談しましょう。
ハイイロゴケグモ
- 場所
セアカゴケグモと同じく、日当たりと暖かさが好き。ブロック塀やフェンスのすき間にも。 - 見た目
灰色の体に黒い斑点があり、全体的に明るめの色。 - 特徴
体長は約0.7〜1.0cm。子どもの小指の第一関節くらいの大きさ。
毒を持っているので、油断は禁物です。 - 対処法
園庭のすみずみや遊具の下など、定期的に目を配るようにします。
クロゴケグモ
- 場所
同じく、日当たりがよくて暖かい場所。日本ではまれに発見されています。 - 見た目
真っ黒な体に、おなかの裏側に赤い砂時計型の模様があるのが特徴。 - 特徴
体長は約1.0〜1.5cm。子どもの小指の先〜第一関節くらいの小ささですが、しっかり毒を持っています。 - 対処法
見つけた場合は、絶対に触らず、自治体などに連絡を。
まとめ
どのゴケグモも、人を積極的に襲うことはありません。
でも、子どもが興味本位で触れてしまうと危険です。
園やご家庭でできることは…
- 外遊び前後のチェック
- 子どもにも「見つけたら教えてね」と声をかけておく
- 発見時は無理に退治せず、落ち着いて専門機関に相談する
クモたちの特徴を知っておくことで、守れる安全がありますよ。
危険な虫シリーズ②はこちらからどうぞ!
コメント