新しい年が始まり、久しぶりの登園に少し緊張したり、生活リズムを整える時期でもあります。
子どもたちが安心して園での生活を再スタートできるよう、温かなまなざしと環境づくりを大切にしたいですね。
今回は、4歳児1月の月案を保育のねらいや援助の視点からご紹介します。
4歳児1月のねらい
ねらい
・正月の伝承行事に触れ、伝統的な文化に親しむ
・寒い時期でも健康に気をつけながら、元気に過ごす
・冬ならではの自然や遊びを楽しむ
・友達や保育者との関わりの中で、自分の思いや願いを表現する
生命の保持
・寒さに応じた衣服の調整をしながら、快適に生活する
・手洗いやうがいを意識して取り組み、感染予防に努める
情緒の安定
・年末年始の生活から園生活へと無理なく移行し、安心して過ごす
・保育者との温かな関わりの中で気持ちを落ち着ける
健康
・寒い日でも体を動かし、元気に遊ぶ
・生活リズムを整えながら、基本的な生活習慣を見直す
人間関係
・友達とのかかわりを再確認しながら、楽しく遊ぶ
・身近な人へ「ありがとう」など言葉で気持ちを伝える経験をする
環境
・冬の自然や行事に関心を持ち、発見を楽しむ
・自分たちの使う場所を気持ちよく使おうとする
言葉
・お正月や冬に関する言葉を知り、使ってみようとする
・遊びや生活の中で感じたことを、言葉で伝えようとする
表現
・お正月遊びや冬の制作を通して、イメージを表現する
・音楽やリズムに合わせて、のびのびと体を動かす
食育
・お正月の食べ物に親しみ、食文化を知る
・寒い季節の食材に触れ、温かい食事を楽しむ
地域との関わり
・地域で見られる正月飾りや風習に関心をもつ
・公共施設や地域の人とのふれあいに親しみをもつ
家庭との連携
・年末年始の生活リズムや体調の変化について情報共有を行う
・防寒着や健康管理について家庭と協力し合う
保育者の援助・環境設定
・冬の寒さに配慮しながらも、戸外活動ができるような準備を整える
・季節の行事や文化に触れる環境を作り、興味を引き出す
・登園時の不安や生活の乱れに丁寧に寄り添い、安心感をもたらす
・遊びや会話の中で、子どもたちの思いや願いを受けとめる
・制作や遊びを通して、冬の楽しさを感じられるように工夫する
おわりに
新年を迎える1月は、心機一転のスタートの月。
保育園が子どもたちにとって「また来たい」と思える、温かく安心できる場所であるよう、日々の関わりを丁寧に積み重ねていきましょう。
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