トイレトレーニングを始める最適なタイミング!子どものやる気を損なわない方法は?

生活

今回はトイレトレーニング(通称トイトレ)について、保育士の目線からお話しします。

1,2歳頃になると

「そろそろオムツを外す時期かしら?」

「なるべく早くトイレができるようになると嬉しいな」

と考える方も多いかと思います。

トイトレは1,2歳児のご相談内容の上位にランクインしています。

トイレトレーニングについてよく知らない方も、

この記事を読むと安心してお子さんのトイレトレーニングに取り組めるようになります。

トイレトレーニングとは

トイレトレーニングとは、文字通り

オムツを卒業し、パンツで生活できるようにするための練習のことです。

大人と同じように、尿意を感じたらトイレに行き、排泄をし、後始末をする

ということができるようになるのが目標です。

いつから始めるの?

トイレトレーニングを始める最適な時期は、個人差がとても大きいです。

1歳には取れてしまう器用な子もいますし、年中、年長になってやっとという子もいます。

(就寝時のトイトレについては小学生まで続くケースもあります。)

   

パンツを用いた本格的なトレーニングを始める時期としては、以下の4点を参考にしてください。

・トイレへの恐怖心が無く、促されて便座に座ることができる。

・尿間隔が開いてくる(1時間程度は溜められないと、トイレの回数が増え嫌になり完了まで長引くことがあります)

・尿意を感じ、伝えられるようになる(パンツを押さえる、等でもOK)

・トイレでの排泄に何度か成功している

・トイトレへ意欲が湧いている

   

一般的に夏は尿間隔が伸びたり洗濯が乾きやすかったりするので、

トイレトレーニングにおすすめの時期とよく言われていますが、

「夏だから」と焦って始めてタイミングを見誤るケースをよくあります。

こちらは参考程度と考えて、子どもの姿を優先して考えるほうが良いと思います。

トイレトレーニングのやり方

トイトレを始める前に

本格的なトイレトレーニング始める前にやっておきたいことがあります。

それは

・トイレという環境や便座に慣れておくこと

・トイレでの排泄の感覚を知っておくこと

です。

体幹が安定し、且つ便座に興味を持ち始めた時点で便座に座る練習を始めてください。

第1ステップ

トイレで排泄できたということに子どもが自信を持ち始め、

且つ上記に記載したポイントを大方クリアできれば、本格的なトレーニングの開始です。

まずは大人の余裕のある時間帯で1~2時間から始めてみましょう。

トイレで排泄ができたらパンツを履いてもらい、その時間帯を過ごしてもらいます。

その時に、パンツに排泄すると濡れてしまうことや、尿意を感じたらトイレで排泄してほしいことを約束します。

その時間帯で上手にできたら3時間、4時間…と少しずつパンツで過ごす時間を長くしていきましょう。

起きている時間帯をパンツで過ごせるようになったら、第1ステップはクリアです。

(というか、これでほぼトイトレ完了です)

第2ステップ

第2ステップはお昼寝中、就寝中のトイトレです。

こちらは起床後オムツを確認したときに濡れていないことが続いたら始めてみましょう。

とはいえ、こちらは失敗したときの代償が大きいので

ベッドに厚手のタオルやシートを敷いてマットレスへの染み込みを防ぎましょう。

ペット用のトイレシートを使用するご家庭も多く感じます。

こちらも、まずは時間の短いお昼寝から始めて、慣れてきたら夜の就寝にも挑戦する形です。

第2ステップは、第1ステップと同時に始めることもあれば、

第1ステップが完了してしばらくした後に始めることもあります。

子どもの状況に合わせて始めましょう。

トイレトレーニングをするときに押さえておくこと

トイトレをするにあたって大人側が気を付けることを箇条書きで挙げます。

・失敗しても感情的に怒らない。

「気持ち悪いね」「早くきれいにしよね」等子どもの気持ちに共感する。

・失敗した時は、どうすれば良かったか分かりやすく伝える。

「出ちゃいそうになったら教えてね」等。

・成功したときはオーバーなくらい褒める。

・過度に「トイレ行かなくて大丈夫?」等誘わない。子どもを信じる。

    

最初に説明したタイミングでトイトレを始めれば、失敗ばかり続くということはないはずです。

子どもの自信や意欲を持続できる間にやってしまいましょう。

焦らずにトレーニングしましょう

トイレトレーニングは始めるタイミングが命です!

長引けば長引くほどツラいトイトレ生活になってしまうので、

たとえ周りのご家庭がトイトレを始めても焦らずにお子さんのペースを大切にしましょう。

どうしてもご自身の判断だけだと心配な方は

保育園の先生や子育て専門窓口などにぜひ遠慮なくご相談ください。

きっと真剣にご相談に答えてくれるはずです。

    

最後までお読みいただきありがとうございました。

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