4月の月案はこちら▷3歳児|4月の月案と指導計画
春本番となる5月。
新しい環境にも少しずつ慣れてきて、園生活を楽しむ姿が増えてきます。
この記事では、3歳児5月の月案・指導計画の参考例をご紹介します。
日々の保育の振り返りや月案作成のヒントに、ぜひお役立てください。
3歳児5月のねらい
ねらい
・保育者に見守られながら、身の回りのことを自分でやろうとする。
・春の自然に触れ、飾ったり調べたりすることを楽しむ。
・春の心地よさを感じながら、戸外で思いきり体を動かして遊ぶ。
生命の保持
・気候に応じて衣服を調節しながら、戸外で体を動かす心地よさを味わう。
・安全に配慮された環境で、のびのびと遊ぶことができるようにする。
情緒の安定
・信頼できる保育者の側で安心して遊び、不安な気持ちも受け止めてもらうことで落ち着いて過ごす。
・好きな遊びを楽しみながら、園での生活に安心感を持つ。
健康
・戸外遊びを通して、思いきり体を動かす楽しさを感じる。
・手洗いの方法を知り、保育者と一緒にやってみようとする。
人間関係
・好きな遊びを通して友達との関わりを楽しみ、模倣しながら一緒に遊ぶ。
・保育者や友達と安心した関係の中で過ごす。
環境
・散歩や戸外遊びを通して、春の自然に親しむ。
・図鑑や虫かごを使って、草花や小さな生き物に興味をもつ。
言葉
・「貸して」「いいよ」など、生活に必要な言葉を保育者の支援を受けながら使ってみようとする。
・挨拶のやりとりの中で、心地よさや嬉しさを感じる。
表現
・新聞紙、折り紙、画用紙など様々な素材に触れ、違いに気づきながら楽しむ。
・みんなで歌を歌い、音やリズムを感じながら表現する楽しさを味わう。
食育
・食具の扱い方を知り、自分なりに意識して持とうとする姿を認める。
・保育者や友達と一緒に食事を囲む楽しさを感じ、食への意欲を育てる。
地域との関わり
・春の自然を楽しむ園外保育や散歩を取り入れ、地域の季節の移ろいに触れる。
家庭との連携
・保護者会を通して園での様子や今後の予定を伝え、信頼関係を深める。
・降園時にはその日の子どもの姿を丁寧に伝え、家庭でも安心してもらえるようにする。
保育者の援助・環境設定
・長期休暇明けは気持ちが不安定になりやすいため、ゆったりとした保育を心がけ、安心して過ごせる環境を整える。
・春の図鑑や虫かご、散歩バッグなどを用意し、興味を持ったものを観察・収集できるようにする。
・春の生き物を飼育し、日々の世話を通じて親しみや愛情を育てる。
・友達とのやりとりの中で、必要な言葉をタイミングよく伝え、自分で言えた時にはしっかりと認めて自信につなげる。
・類似した素材を取り入れ、違いや特性に気づけるようにし、その気づきから遊びへと発展させる。
・食具の正しい持ち方をイラストなどでわかりやすく提示し、「やってみよう」とする気持ちを大切にする。
おわりに
長期休暇明けは子どもたちの体調や気持ちが不安定になりがち。
無理のない活動を計画しながら、園生活のリズムを少しずつ整えていきましょう。
また、春の自然に触れられる貴重な時期でもあるので、戸外活動や観察、製作活動などを通して季節の変化をたっぷり楽しんでくださいね。
押し花や写真の記録などを取り入れると、あとから振り返る教材としても活用できますよ。
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