6月の月案はこちら▷3歳児|6月の月案と指導計画
7月は夏らしい活動が本格的に始まる時期です。子どもたちは水や泥などの感触に夢中になりながら、友達との関わりも深まっていきます。
今回は3歳児7月の月案例をご紹介します。
3歳児7月のねらい
ねらい
- 夏の生活の仕方を知り、身の回りのことを自分でしようとする。
- 友達と思いを伝え合いながら遊び、一緒に過ごす楽しさを感じる。
生命の保持
- 水遊びの準備や汗の始末などの方法を知り、自分でしようとする。
- 着替えや水分補給の大切さを理解し、健康的に過ごす。
情緒の安定
- 保育者との信頼関係を深め、自分の気持ちを安心して表現する。
- 夏ならではの遊びを楽しみながら、情緒の安定につなげる。
健康
- 夏の自然や行事に興味を持ち、夏ならではの活動を楽しむ。
- 水や泥の感触を存分に味わいながら、のびのびと体を動かす。
人間関係
- 自分の思いを言葉で伝え、相手の気持ちにも気づこうとする。
- 保育者の仲立ちにより、相手と折り合いをつけながら関わることを学ぶ。
環境
- 水や泥、砂などの感触に親しみながら、自然に関心を持つ。
- 生き物や植物の変化に気づき、育てることに喜びを感じる。
言葉
- 自分の思いを友達や保育者に言葉で伝えることを喜ぶ。
- 「かして」「いっしょにあそぼう」など、場に応じた言葉を知り、使おうとする。
表現
- 夏や行事にちなんだ制作を楽しみ、自分なりの表現に取り組む。
- 水や泥の感触を通して心地よさや楽しさを味わう。
食育
- 野菜の成長や変化に関心を持ち、世話や収穫を喜ぶ。
- 保育者や友達と一緒に食べる楽しさを感じる。
家庭との連携
- 水遊びや汗をかく活動が増えるため、着替えやタオルを多めに用意してもらう。
- 健康カードへの記入をお願いし、園と家庭で健康状態を共有する。
- 夏の感染症や熱中症予防について伝え、家庭でも意識してもらう。
地域との関わり
- 地域の行事や夏祭りなどがあれば、子どもが興味を持てるよう関わりを持つ。
- 散歩を通して地域の自然や人々と触れ合う機会を大切にする。
環境設定・保育者の配慮
- 暑さによる疲れに配慮し、ゆったりと過ごせるコーナーを整える。
- 水遊びの流れや約束を子どもにわかりやすく伝え、繰り返し確認する。
- トラブルが起きた際は、それぞれの思いを丁寧に代弁し、共感する。
- 「かして」「いいよ」「いっしょにあそぼう」などの適切な言葉を具体的に示し、やりとりを援助する。
- 野菜の育ちや収穫の様子を一緒に見たり記録したりしながら、子どもが変化に気づけるようにする。
おわりに
この時期、子どもたちは遊びを通して友達との関わりを深め、言葉や表現の幅も広がっていきます。保育者は子どもの思いを受け止めながら、やりとりを支え、自分らしさを発揮できる環境を整えていきましょう。
また、水遊びをはじめとした夏の活動では安全面に十分配慮し、楽しい経験を積み重ねられるよう、保育者同士で事前の確認や連携を大切にしていきたいですね。
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